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看護学科

看護師のほか保健師または助産師の
受験資格も得られます。

看護学科では、「看護師」の国家試験受験資格のほか、さらに所定科目の単位修得により「保健師」または「助産師」の国家試験受験資格も得られます。さまざまな資格取得が可能になることにより、専門学校や短期大学にはない進路の可能性が広がります。(3資格の同時取得は不可)

取得できる資格

看護師国家試験受験資格

病院や診療所などで、診療・治療のサポートや心身のケアを行います。医療チームの中で患者に最も近い医療スタッフとして、独立した専門性を発揮することが期待されています。また、病気や障がいがありながら自宅・施設で生活する人やその家族に対する生活支援の面でも、看護師の専門性が求められています。

活躍できる場所

病院・診療所・介護老人保健施設・社会福祉施設など

履修人数、各学年50名

保健師国家試験受験資格

病気を未然に防ぐ疾病予防や健康の保持・増進の立場から、地域の人びとの健康をサポートする仕事です。保健所や市町村の保健センターで住民健診、乳幼児健診、健康相談、訪問活動を行うほか、企業などで働く人びとへの健康支援を担う機会も増えるなど、地域社会で、よりいっそうの活躍が期待されています。保健師免許取得後、「養護教諭2種」「第1種衛生管理者」の申請資格も得られます。
※養護教諭2種の申請には、教育職員免許法施行規則に定める科目の履修が必要。

活躍できる場所

市町村役場・保健所・企業の医務室や健康相談室など

履修人数、各学年10名

助産師国家試験受験資格

母性に関する専門職として、妊娠から産後まで継続的に母子にかかわります。妊産婦への指導や援助のほか、出産後の育児指導、家族指導にまで業務はおよびます。そのほか思春期の性や不妊治療の相談、更年期や老年期の女性の健康相談なども行い、女性の一生を医療・保健の面からサポートします。

活躍できる場所

大学病院・総合病院の産婦人科・診療所・助産院・地域の保健センターなど

取得できる学位

学士 (看護学)

4年間の流れ

1年次

医療人としての基盤をつくる

一般教養科目から、医学に関する基礎科目まで、医療人として必要な知識と技術を修得するとともに「人間たれ」の建学の精神に基づき、医療人としての高い倫理観および、豊かな人間性を育むためのさまざまな人文科学の科目を学びます。

2年次

看護の基礎となる専門知識や技術を学ぶ

病院の医師が講師をする「治療学」や、各領域の概論に加えて、実際に機器を使用した演習をする中で、専門的な知識や技術を育み、看護職としての確かな基盤を築きます。また、保健師や助産師の選考に必要な科目を選択し、資格取得に向けて準備を始めます。

3年次

領域別の臨地実習を通して実践力を身に付ける

前期は、後期から始まる臨地実習に向けて演習を重ねます。9月からの臨地実習は約2週間周期で様々な病院や施設を回り、知識・技術はもとより、医療人としての人間性や倫理観など総合的な実践能力を身に付けます。

4年次

卒業研究と就職、国家試験に向けて

卒業研究は3年次の「看護研究」を元に、自己の問題意識・課題を発展させ、自ら追及されるプロセスにおいて、研究的探究方法の基礎を学びます。就職活動や国家試験対策として、担当のアドバイザー教員を中心に、面接練習や模擬試験の振り返りなどを行います。

ピックアップカリキュラム

※4年対象カリキュラム

看護技術概論
看護実践に共通する看護基本技術の概念、特性、背景となる理論、構成要素、原理・原則を理解するとともに技術演習を通して実践技術 (援助的人間関係形成技術・コミュニケーション、快適な環境づくりの技術、安全を守る技術、ボディメカニクスなど)の基礎を学びます。
コミュニケーション論Ⅱ
コミュニケーションを通じて、自己理解、他者理解を深め「看護職者と対象」との関係の成立、発展過程を考えます。コミュニケーションの構造を理解し、自分自身の実際のコミュニケーション場面を題材にプロセスレコードをおこし、自己のコミュニケーションの取り方の傾向に気づき、修正発展させることで、よりよいコミュニケーションを創るための効果的な交流を学びます。
地域看護活動論Ⅲ (地域の健康支援Ⅱ・危機管理)
地域の人びとと協働し、地域の健康課題を解決・改善し、健康推進能力を向上させる活動(他組織との調整、他職種との協働、ネットワーク作りなど)について事例などの演習を通して理解を深めるとともに、地域における健康危機管理・対策にかかわる看護職者の役割について学びます。

海外研修

アメリカの看護・医療技術の「今」と生きた英語が学べます。

本学は、アメリカのカリフォルニア州立大学ロングビーチ校との学術交流協定を締結。交流の一環として、希望者を対象に語学研修や看護・医療技術研修を実施しています。英語と看護学を学ぶほか、現地の学生との交流や市内の病院・老人施設なども訪問。異文化に出会うとともに、アメリカでの看護・医療技術の現場も体験できる貴重な研修となっております。

研修期間
夏季休業期間の約2週間
定員
30名 (2年生のみ)
研修内容
アメリカの介護教育、英語の講義、病院や施設への訪問、現地の学生との交流など、ロングビーチ市内見学研修などの体験活動プログラムへ参加
海外研修支援制度
渡航滞在費用のうち、20万円を大学が補助