教育理念
四日市看護医療大学について
本学は、建学の精神「人間たれ」を基盤として、高度な専門性と豊かで温かい人間性をもった保健師・助産師・看護師の育成をめざし、暁学園、四日市市、市立四日市病院との公私協力方式により、2007年4月に開学しました。
看護学は、対象者の健康問題を診断し治療する医学とは異なり、対象者の健康問題に対する反応を診断し治療するものです。
したがって、看護学は人間の本質、健康問題、人間を取り巻く環境についての深い理解が必要で、幅広く、奥深い学問分野といえます。 本学では、学生1人ひとりが自分の納得できる方法で、これらについての学習ができるよう、教育環境を整えています。
アセスメントポリシー
本学は、ディプロマ・カリキュラム・アドミッションの3つのポリシーに基づき、大学全体レベル(機関レベル)・学部レベル(教育課程レベル)・授業科目レベルの3段階で学修成果を検証します。検証方法は次の表の通り。大学全体(機関レベル)と学部(教育課程レベル)と同一で検証を行います。
入学前・入学直後判定 | 単位認定・進級判定 | 卒業時(卒業後)判定 | |
---|---|---|---|
アドミッションポリシーを満たす人材かどうかの検証 | カリキュラム・ポリシーに則り学修が進められているかの検証 | ディプロマ・ポリシーを満たす人材になったかどうかの検証 | |
大学全体レベル (機関レベル) 学部レベル (教育課程レベル) |
・入学試験 ・調査書等の記載内容 ・入学前教育 ・PROGテスト※ |
・2,4年次におけるカリキュラムの到達目標ごとの自己評価 ・修得単位数 ・進級率 ・GPA ・休学率 ・退学率 ・学生生活調査 |
・卒業時におけるカリキュラムの到達目標ごとの自己評価 |
授業科目レベル | ー | ・成績(講義・演習・実習)
評価 ・授業評価 |
─ |
※PROGテストとは、社会で求められるジェネリックスキル(汎用的な能力・態度・志向)をリテラシーとコンピテンシーの2つの観点から測定し、自身の現状を客観的に把握するテストです。リテラシーとは知識を活用して問題解決する力、コンピテンシーとは周囲の環境と良い関係を築く力のことをいいます。
沿革
2007年 (平成19) |
4月 | 四日市市・市立四日市病院との公私協力方式により開学 看護学部看護学科設置 第1回入学式挙行 産業看護研究センター開所 |
2008年 (平成20) |
3月 | アメリカ・カリフォルニア州立大学ロングビーチ校との間に学術交流協定締結 四日市看護医療大学紀要創刊・第1巻第1号発行 |
8月 | 第1回海外語学研修実施(アメリカ・カリフォルニア州立大学ロングビーチ校) | |
2010年 (平成22) |
10月 | 大学院看護学研究科看護学専攻(修士課程)設置認可 |
2011年 (平成23) |
3月 | 第1回卒業式・学位記授与式挙行 |
4月 | 大学院看護学研究科看護学専攻(修士課程)設置 | |
2020年 (令和2) |
4月 | 看護医療学部 臨床検査学科設置 学部名称変更 看護学部⇒看護医療学部 |
建学の精神(暁学園綱領)
四日市看護医療大学の使命・目的
教育基本法及び学校教育法の精神に基づき、看護医療の分野に関する専門知識・技術の教育と研究を行い、あわせて豊かな教養と人格を兼ね備え、地域の保健、医療、福祉に寄与し、地域の活力向上に資する看護医療専門職の人材を育成することを目的及び使命とする。
教育研究理念
本学は教育研究理念として以下の3つを掲げています。
- 設立母体である暁学園の学園綱領「人間たれ」を教育研究活動の根幹とし、その具現化に努める。
- 高度で最先端の看護専門学芸を教授・研究する。
- 産業都市である当地域の特性に鑑み、産業看護を通して、地域社会に積極的に貢献する。
教育研究目的
【1】 人間重視を根幹とした 教育研究の実践 |
人間を対象とした学問領域であることから、人間愛、倫理観に基づく「人間重視」の考え方を常に基本とし、人間の本質を問い、一人の人間から社会全体までを対象に、安全で快適な暮らしを創造できる保健師・助産師・看護師・臨床検査技師を育成する。 |
---|---|
【2】 高度な看護医療知識・ 技術の教授と研究 |
人間への理解、尊重そして洞察力に加え、確かな看護医療知識・技術を持ち、保健・医療・福祉現場での状況に応じた判断能力、管理能力と、他の保健医療専門職とのチームワーク、コーディネート能力を有する保健師・助産師・看護師・臨床検査技師を育成する。また、本学の特色である産業看護に関する教育ならびに研究の充実を図る。 |
【3】 地域社会への 積極的な貢献 |
本学が公私協力方式により設立されていることを踏まえ、時代の要請に対応しながら市民からの負託に応えるべく積極的に地域貢献を行い、地域社会に対し質の高い教育と研究の成果を提供する。特に産業都市である四日市市への貢献として、産業看護の教育と研究に力点をおく。 |
教育目標
本大学では、教育目的に基づき、次のような人材の養成を目指します。
- 人間性を尊重した対人関係形成能力を備えた人材
- 医療技術者間における調整・指導のための基礎的能力を備えた人材
- 人権を尊重し、患者/クライアントの権利を擁護する人材
- 安全で的確な実践力を有する人材
- 的確な判断と問題解決能力を備えた人材
- 課題探求、自己研鑽能力を備えた人材
- 産業看護の知識・技術を持った人材
入学定員等
入学定員 | 収容定員 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|
看護医療学部 |
看護学科 | 100名 | 400名 | ─ |
臨床検査学科 | 50名 | 200名 | 新設学科(4年目) | |
大学院看護学研究科 看護学専攻(修士課程) |
10名 | 20名 | 長期履修制度有り |
在籍者数・入学者数・卒業者数
看護医療学部看護学科
1年 [入学者数] |
2年 | 3年 | 4年 | 在籍者合計 | 卒業者数 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男 | 8 [8] | 7 | 5 | 4 | 24 | 7 |
女 | 97 [97] | 109 | 117 | 108 | 431 | 99 |
合計 | 105[105] | 116 | 122 | 112 | 455 | 106 |
看護医療学部臨床検査学科
1年 [入学者数] |
2年 | 3年 | 4年 | 在籍者合計 | 卒業者数 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男 | 8[6] | 18 | 19 | 8 | 53 | 0 |
女 | 29 [29] | 23 | 36 | 16 | 104 | 0 |
合計 | 37[35] | 41 | 55 | 24 | 157 | 0 |
大学院看護学研究科看護学専攻(修士課程)
1年 [入学者数] |
2年 | 在籍者合計 | 修了者数 | |
---|---|---|---|---|
男 | 0[0] | 1 | 1 | 0 |
女 | 6 [6] | 3 | 9 | 0 |
合計 | 6 [6] | 4 | 10 | 0 |
専任教員数
看護医療学部看護学科
教授 | 准教授 | 講師 | 助教 | 助手 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男 | 4 | 2 | 0 | 0 | 1 | 7 |
女 | 6 | 6 | 8 | 6 | 5 | 31 |
合計 | 10 | 8 | 8 | 6 | 6 | 38 |
看護医療学部臨床検査学科
教授 | 准教授 | 講師 | 助教 | 助手 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男 | 8 | 2 | 3 | 0 | 2 | 15 |
女 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 4 |
合計 | 9 | 3 | 4 | 0 | 3 | 19 |
大学院看護学研究科看護学専攻
教授 | 准教授 | 講師 | 助教 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
男 | 4 | 2 | 0 | 0 | 6 |
女 | 6 | 6 | 0 | 0 | 12 |
合計 | 10 | 8 | 0 | 0 | 18 |
校地・校舎等について
校地等 | 区分 | 専用 | 共用 | 共用する他の学校等の専用 | 計 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
校舎敷地 | 15,468 | 0 | 35,503 | 50,971 | 運動場用地のうち24,000は四日市大学と共用 借用面積25,093.98、借用期間12年 |
|
運動場用地 | 0 | 24,000 | 13,826.88 | 37,826.88 | ||
小計 | 15,468 | 24,000 | 49,329.88 | 88,797.88 | ||
その他 | 0 | 0 | 47,180.1 | 47,180.1 | ||
合計 | 15,468 | 24,000 | 96,509.98 | 135,977.98 | ||
校舎 | 専用 | 共用 | 共用する他の学校等の専用 | 計 | 食堂、体育館、クラブハウスは四日市大学と共用 | |
11,236.35 | 4,393.12 | 16,214.28 | 31,843.75 |