看護学専攻(修士課程)
看護医療分野でリーダーシップを担う
高度専門職業人および高度な専門知識をそなえた
教育・研究者を養成します。
本学では、多様化・高度化する看護ニーズに対応する専門知識・技術を有する高度実践看護師や看護学の発展に寄与・貢献できる教育・研究者を養成するため、2011年4月に大学院看護学研究科看護学専攻(修士課程)を開設しました。(2023年11月に看護医療学研究科に名称変更)教育理念・教育目的に、看護学基礎分野、産業看護学分野、看護学実践分野の3分野を設け、それぞれの専門性を軸とした教育内容を編成し、共通科目と専門科目を配置しています。また、選択科目履修方法により、教育・研究者を養成する「修士論文コース」と専門看護師(CNS)をめざす「専門看護師(CNS)コース」を設けています。
取得できる学位
修士 (看護学)
看護学専攻(修士課程)の使命・目的
看護医療分野に関する学術の理論及び応用を教授研究し、深い学識及び卓越した能力を培い、看護学及び医療科学の発展と地域社会における人々の健康と福祉の向上に寄与することを目的とする。
教育研究目的と育成する具体的人材像
「生命の深い尊厳と深い人間理解への指向」「社会性への指向」「多様性への指向」
- ・広い視野と柔軟な思考力・想像力をもち、看護科学の開拓と進展に貢献できる看護教育・研究能力を有する人材
- ・進行する少子・高齢社会に対応して、保健・医療・福祉システムを創造的に構築できる企画・調整・統括的能力を有する人材
- ・急激に変化する経済・社会の動向に対応し、活力ある地域社会創造のためにリーダーシップを発揮でき、対象者のみならず家族や地域の健康促進に貢献できる人材
- ・人々の生活改善に直結する質の高い看護を提供するために、高邁な倫理観を持ち、高度な専門知識・技術を有する看護実践者
- ・産業構造の急激な変化に伴い、社会的に必要性が高まっている産業看護の専門的知識を有する人材
コース
専攻領域・分野 | |||
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修士論文コース | 看護学基盤分野 | 産業看護学分野 | 看護学実践分野 |
・基礎看護学 ・在宅看護学 ・看護管理学 |
・産業看護学 | ・母子支援看護学 ・急性看護学 ・慢性看護学 ・老年看護学 ・精神看護学 |
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専門看護師(CNS)コース | 看護学実践分野 | ||
急性看護学(急性・重症患者看護) |
※入学定員:5名
専門看護師(CNS)コースについて
本学大学院は「クリティカルケア看護」の分野において、日本看護系大学協議会より38単位の高度実践看護師教育課程として認定されています。
コース名 / 四日市看護医療大学看護学専攻(修士課程)看護学専攻修士課程 看護学実践分野 急性看護学(急性・重症患者看護)専門看護師(CNS)コース
専門看護師は、ある特定分野において「卓越した看護実践能力」を有することを認定された看護職者であり、それぞれの専門看護分野において次のような役割を果たすことが期待されている。本看護学専攻修士課程(CNSコース)においては、看護ケアの質の向上と創造に貢献できる人材を育成する。
日本看護系大学協議会 専門看護師教育課程基準より抜粋
- 専門看護分野において、個人・家族または集団に対して卓越した看護を実践する(実践)。
- 専門看護分野において、看護職者に対しケアを向上させるため教育的機能を果たす(教育)。
- 専門看護分野において、看護職者を含むケア提供者に対してコンサルテーションを行う(相談)。
- 専門看護分野において、必要なケアが円滑に提供されるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う(調整)。
- 専門看護分野において、専門知識・技術の向上や開発を図るために実践の場における研究活動を行う(研究)。
- 専門看護分野において、倫理的な問題・葛藤について関係者間での倫理的調整を行う(倫理)。
職業実践力育成プログラム(BP)について
平成27年12月15日、文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)―Brush up Program for professional― に四日市看護医療大学大学院看護学研究科看護学専攻専門看護師(CNS)コースが認定されました。「職業実践力育成プログラム」(BP)認定制度は平成27年度創設されたものであり、本学は三重県内の高等教育機関の中で初めて認定を受けました。
大学院入試について
入試概要 (2025年度)
標準修業年限 / 2年 (ただし、長期履修制度を申請した場合、3年とする。)
修士論文コース+専門看護師 (CNS)コース 5名
※専門看護師(CNS)コースは38単位制の教育課程の認定を受けています。
入試日程等
修士論文コース、専門看護師(CNS)コース共通
募集人数 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 | 試験会場 | ||
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Ⅰ期 | 一般選抜 | 5名 | 2024年8月12日(月) ~8月19日(月) 締切日必着 |
2024年 8月24日(土) |
2024年 8月29日(木) |
本学 |
社会人特別選抜 | ||||||
Ⅱ期 | 一般選抜 | 2025年2月12日(月) ~2月19日(月) 締切日必着 |
2025年 2月22日(土) |
2025年 2月28日(木) |
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社会人特別選抜 |
出願資格
出願前、志望する領域・分野の研究指導教員と、研究教育活動について事前の相談が必要となります。修士論文コース
- 学校教育法第83条に定める大学を卒業した者、および2025年3月卒業見込みの者。
- 学校教育法第104条第7項に規定により、学士の学位を授与された者、および2025年3月までに学位取得見込みの者。
- 外国において、学校教育における16年の課程を修了した者、および2025年3月までに修了見込みの者。
- 外国の学校が行なう通信教育における授業科目を、我が国において履修することにより、当該外国の学校教育における16年の課程を修了した者、および2025年3月までに修了見込みの者。
- 専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)で、 文部科学大臣が別に指定するものを、文部科学大臣が定める日以降に修了した者、および2025年3月までに修了見込みの者。
- 学校教育法施行規則第155条第1項第6号の規定により文部科学大臣が指定した者。
- 前各号に定める者の他、本大学院における個別の入学資格審査により、大学を卒業した者と同等以上の学力があると 学長が認め、以下の1から4すべての項目に該当する者。
- 3年課程の看護師学校養成所(各種学校を含む)を卒業し、看護師免許を取得した者。
- 看護師等として3年以上の勤務経験を有する者。
- 入学時、22歳に達する者。
- 次のいずれかに該当する者。
a. 保健師または助産師の資格を有する者。
b. 看護に関する研修会(厚生労働省、公益社団法人日本看護協会、都道府県など公共またはそれと同等となる機関の研修)を修了した者
c. 学術論文または学会発表が1編以上ある者(原則として筆頭者にかぎる)。
専門看護師(CNS)コース
上記1~7のいずれか一つに該当し、かつ保健師、助産師または看護師いずれかの資格を有すること。
※出願資格 7 に該当する者は、出願前に本大学院において個別の入学資格審査を行い、入学資格認定の可否を決定します。 なお、審査料は必要ありません。
・社会人特別選抜について
社会人特別選抜で受験する場合、次の1~3すべてに該当する者とします。
- 上記の出願資格のいずれかに該当する者。
- 保健師、助産師または看護師いずれかの免許を有し、一定の実務経験を有する者。
- 次の1~2のいずれかに該当する者とします。
- 社会人として実務経験を3年以上有する者。
- 保健・医療・福祉施設、教育研究機関、官公庁、企業等に勤務する者で、勤務をしながらの就学について当該勤務先の承認を得ている者。
入学資格審査申請期間および審査発表
入学資格審査申請期間 | 審査発表 | |
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Ⅰ期 | 2024年7月9日(火)~7月16日(火)締切日必着 | 2024年7月23日(火) |
Ⅱ期 | 2025年1月7日(火)~1月14日(火)締切日必着 | 2025年1月21日(火) |
選抜方法
修士論文コース、専門看護師(CNS)コース共通
試験科目等 | ||
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Ⅰ期・Ⅱ期 | 一般選抜 社会人特別選抜 |
専門科目(看護共通60分・指定科目60分) |
英語(60分) ※一般選抜のみ | ||
面接 | ||
出願書類 |
※ 専門科目は、「看護共通」および志望する分野が指定する「指定科目」を受験してください。
※ 英語は一般選抜での受験者が対象で、英和辞書1冊の持ち込みを可とします。(電子辞書類は不可)