専門看護師(Certified Nurse Specialist:CNS)コースについて
本学大学院は、「クリティカルケア看護」の分野において、日本看護系大学協議会より40単位の高度実践看護師教育課程として認定されています。
コース名:四日市看護医療大学大学院 看護学研究科看護学専攻修士課程 看護学実践分野 急性看護学(急性・重症患者看護)専門看護師(CNS)コース
専門看護師は、ある特定分野において「卓越した看護実践能力」を有することを認定された看護職者であり、それぞれの専門看護分野において次のような役割を果たすことが期待されている。本看護学専攻修士課程(CNSコース)においては、看護ケアの質の向上と創造に貢献できる人材を育成する。
- 専門看護分野において、個人・家族または集団に対して卓越した看護を実践する(実践)。
- 専門看護分野において、看護職者に対しケアを向上させるため教育的機能を果たす(教育)。
- 専門看護分野において、看護職者を含むケア提供者に対してコンサルテーションを行う(相談)。
- 専門看護分野において、必要なケアが円滑に提供されるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う(調整)。
- 専門看護分野において、専門知識・技術の向上や開発を図るために実践の場における研究活動を行う(研究)。
- 専門看護分野において、倫理的な問題・葛藤について関係者間での倫理的調整を行う(倫理)。
(日本看護系大学協議会 専門看護師教育課程基準より抜粋)
クリティカルケア看護 | 専攻分野 共通科目 |
人間存在に関する科目 |
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危機とストレスに関する科目 | ||
クリティカル状況でのフィジカルアセスメントに関する科目 | ||
重症患者の代謝病態生理学に関する科目 | ||
クリティカルケア治療管理に関する科目 | ||
専攻分野 専門科目 |
クリティカルケア看護援助に関する科目Ⅰ | |
クリティカルケア看護援助に関する科目Ⅱ | ||
クリティカルケア看護援助に関する科目Ⅲ | ||
クリティカルケア看護援助に関する科目Ⅳ | ||
実習科目 | クリティカルケア看護実習 | |
【共通科目について】
共通科目A(看護教育論、看護管理論、看護理論、看護研究、コンサルテーション論、看護倫理、看護政策論)のうち、クリティカルケア看護専攻分野の高度実践看護師としての役割を考慮して広範囲に8単位以上を選択し、さらに高度実践看護師の必修科目として共通科目B(臨床薬理学、フィジカルアセスメント、病態生理学)6単位以上の計14単位以上を履修すること。
【専門科目について】専門科目の中から24単位、課題研究4単位を修得し、共通科目と合わせて42単位以上修得すること。(※2023年度以降入学生適用)
修了要件
【教育課程の基準】
教育課程の基準この課程を修了し、規定の年数の実務研修(通算5年以上。そのうち3年間以上は専門看護分野の実務研修。このうち6ヵ月以上は修士課程修了後の実務研修。)を積んだ方は、(社)日本看護協会で年1回実施する「専門看護師認定審査」を受けることができます。(詳しくは、(社)日本看護協会のホームページをご覧ください。)
本学大学院で専門看護師(CNS)の資格を取得された修了生
奥田 美香さん
三重県立総合医療センター
村瀬 美有紀さん
鈴鹿中央総合病院