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臨床検査学科

中部地方で初めて「臨床検査技師」と「細胞検査士」の
ダブルライセンス取得が可能です。

2020年4月、新たに「臨床検査学科」を開設し、中部地方の4年生大学として初めて文部科学省からの認定を受けた臨床検査技師学校養成所の指定校です。さらに、中部地方初の「細胞検査士」養成コース(選抜制)を設置し、「臨床検査技師」と「細胞検査士」のダブルライセンス取得も可能です。

取得できる資格

臨床検査技師国家試験受験資格

病院の検査センターなどで、病気の診断や治療の効果を知るために、様々な検査をする仕事です。患者の血液や尿などから細菌やウイルスを調べ、病気の原因を探り出したり、組織片などを取り出して細胞の標本作りを行ったりする「検体検査」と心電図や脳波など患者の身体の表面や内部の器官からデータを採る「生理機能検査(生体検査)」などがあります。

選抜制 各学年10名

細胞検査士認定試験受験資格

従来の仕事からさらに専門化した職種として、がん細胞の発見を専門とし、がんの早期発見に貢献しています。「がん細胞」をいち早く見つけ出し、退治するために毎日多くの時間顕微鏡で「がん細胞」を見ます。がんは細胞の病気なので細胞の核にあるDNAを取り出し、これを検査するために沢山コピーして増やしてDNAに異常があるかどうか調べる方法が現在研究されています。より早期のがんの発見に役立つものと期待されています。

健康食品管理士

健康食品の安全性や医薬品との関係など、健康食品の取り扱いに関する能力を有します。栄養に関する専門知識は、院内NST(栄養サポートチーム)や地域包括医療の栄養指導などにも活用できます。

遺伝子分析科学認定士

疾病の早期発見などに活用される遺伝子検査を行ううえで、一定レベルの知識と技能をもちます。本学のカリキュラムは、次世代医療に対応できる遺伝子解析の知識と技術を修得できるよう構成されています。

中級・上級バイオ技術士

バイオテクノロジーに関する知識と技術を修得したことを証明する認定試験です。現在、注目されている再生医療や不妊治療に必要な細胞培養技術を学ぶことで、卒業後、細胞培養士資格や胚培養士資格の取得にもつながります。

重度訪問介護従業者

日常的にサポートを必要とする重度の肢体不自由者に介護サービスを提供するための「重度訪問介問介護従業者資格」など、介護関連の資格取得もめざせます。

取得できる学位

学士 (臨床検査学)

4年間の流れ

1年次

医療人としての基盤をつくる

一般教養科目から、医学に関する基礎科目まで、医療人として必要な知識と技術を修得するとともに「人間たれ」の建学の精神に基づき、医療人としての高い倫理観および、豊かな人間性を育むためのさまざまな人文科学の科目を学びます。

2年次

臨床検査の基礎を学ぶ

臨床検査に関する基礎科目や学内基礎実習など、臨床検査の基礎を学びます。また、3年次の臨床実習にそなえて、講義や学内実習での知識を総括します。

3年次

臨床実習で医療現場を体験

臨床実習では、学内で修得した知識や技術を、病院や医療施設など実際の医療現場で実践的に修得します。また、実習前にOSCE(客観的臨床能力試験)による実践指導や、臨床実習で得た知識・技術の総括を行います。

4年次

卒業研究と就職、国家試験に向けて

「総合検査学演習」で応用力を身につけるとともに、4年間の学びの集大成として「卒業研究」に取り組みます。さらに、国会試験や就職に向けての対策も行います。

ピックアップカリキュラム

音楽療法
音楽療法の基礎的な知識と実践について学び、音楽のもつ力を医療・福社の現場で健康維持・増進に活かすための取り組みについての知識・技術を修得します。また、さまざまな症例・症状に対して音楽が及ぼす影響が医学的に証明されている部分も理解し、臨床検査技師を含めた医療人が音楽を通じて地域医療に貢献できるような具体的な手法についても学びます。
チーム医療演習口(実践)
チーム医療における協調性、責任感、コミュニケーション能力の向上は必須であり、また、専門分野以外の勉強も学際性を伸ばすために必要です。本学の特性を活かし2学科共通の科日をもち学科の壁を越えて本科目を履修することにより、医療現場において必要とされる資質・知識を修得します。
遺伝子・染色体検査学
遺伝子解析技術が急速に進歩し、研究分野だけでなく遺伝子疾患の予防や早期発見、感染症の診断や治療において実用的に活かされるようになりました。遺伝子検査は、いまや臨床検査の重要な位置を占めています。本調義では、遺伝や遺伝子の基本的事項を学び、臨床検査における遺伝子検査および染色体検査の現状と将来の方向性を理解します。
先端医療技術学
ポストゲノムが注目されている現代医療において臨床検査技術も革新が迫られています。本講義では、細胞培遊技術学で学ぶ基礎医学研究の基礎を発展させ、最新医療検本技術を学びます。臨床検査技師教育の中で今後の医療の進歩を見据え、発展するであろうテーラーメイド(個別化)医療、コンパニオン診断などについても学修します。最新の先端医療に興味をもち御究心を育むことも目的としています。
画像検査学
生体機能検査の中で技術革新が進んでいる画像検査について、測定原理・検査の実際・正常および異常画像の評価などについて正しく理解します。特に、臨床検査技師が実施でき、人体の職器や組織を画像化できる超音波やMRIについて、調定原理やアーチファクトについて学び、臨床診断に役立つ撮像ができるよう学修します。各疾患についても病態と画像の関運を把握します。

海外研修

アメリカの看護の「今」と生きた英語が学べます

本学は、アメリカのカリフォルニア州立大学ロングビーチ校との学術交流協定を締結。交流の一環として、希望者を対象に語学・看護学研修を実施しています。英語と看護学を学ぶほか、現地の学生との交流や市内の病院・老人施設なども訪問。異文化に出会うとともに、アメリカでの看護の現場も体験できる貴重な研修となっております。

研修期間
夏季休業期間の約2週間
定員
30名 (2年生のみ)
研修内容
アメリカの介護教育、英語の講義、病院や施設への訪問、看護学生との交流など、ロングビーチ市内見学研修などの体験活動プログラムへ参加
海外研修支援制度
渡航滞在費用のうち、20万円を大学が補助 (※2019年実績)